自転車、ください

今の家に引っ越して10か月あまり。

家は駅から徒歩17分から20分、山を100メートルくらい登ったところにあります。
仕事に行くときは駅まで徒歩です。

家から駅へ向かうときは下り坂、逆は登り坂。
距離にして1.8キロほどになりますがその間平坦な道は400メートルもない、つまり80%は坂道です。

 

 

自転車ほしい

朝は晴れた日であれば今日も仕事頑張るぞと下り坂を軽快に歩めますが、帰りは仕事で体力の消耗が著しいと登り坂は足取り重くヨボヨボになります。

これが35℃を超す猛暑日であろうと、道路が凍結している真冬の日であろうと毎日です。

バスに乗ってもいいレベルですが最寄りのバス亭から出るバスは駅に向かいません。
駅に、向かいません。

車で通勤するほど偉くないしそこまでの余裕もない。

 

自転車買えばいいじゃんか」となります。
この話をするといつも必ず言われますが、そんなことは僕にも一応脳ミソというおミソはあるので言われなくてもわかってます。

僕もアシスト付きの自転車が欲しい。明日にでも欲しい。
ガッツリ坂道なので普通の自転車では通用しないからアシストが欲しい。
通用しないどころか、道のりの半分は自転車を押して坂を登るはめになる事を考えると逆効果です。

 

 

欲しいけど買えない

しかし、おいそれと買えない事情があるんです。

それは駅前の駐輪場に空きがないんです。
1年以上前、今の家に住むと決めてすぐに駐輪場の管理室に電話をしましたら「1年待ち」と言われました。住み始めて数ヶ月は徒歩、まぁ仕方ないと予約だけはしといたんです。

しかし、それから1年3か月ほど経った今も空きが出ません。
もともと「1年待ち」にはちゃんとした根拠がなかったような気がします。管理室には2ヶ月程あけて2度問合せをしましたが共に「1年待ち」の回答だったのでかなりざっくりとしてるんでしょう。

 

とりあえず駐輪場の確保ができないと自転車を買っても停めれない。
買おうにも買えないんです。

それと単純にお金に余裕がないからです。

 

得るものもある


しかし徒歩生活をそれなりに続けてますと、慣れてくるものです。
1週間で筋肉痛がなくなり1か月で息切れしなくなりました。

毎日が山登り。
これはマイナスの面しかないように思えますが、得るものもあります。

 

まず健康には良さそうです。
これを言っておけば間違いないので一応。

次に足腰がかなり丈夫に逞しくなりました。
ある日の風呂上がり、「そんな足してましたっけ」と妻に言われました。
よく見ると確かに隆々の太もも筋。自分のものではないようです。
鍛えたつもりはないのに、いつの間にか鍛え上げられた太ももとふくらはぎが装備されていたような感じ。

これは自信になります。
外出先で息子を長時間ダッコしても足腰がプルプルしなくなったし。
100メートル走的なイベントに出たいとか、酔っぱらうと俺に遊撃手(ショート)を守らせろとか思います。

四季折々で風景の違いを見る楽しさもわかってきたので、最近では「自転車必須!」とまでは思わなくなってきました。

とは言っても駐輪場を確保できた瞬間に自転車、買いますよ。即。
いや、買いますよとは言っても買えないかもしれない。
だから、まぁまぁ新し目で結構です、下さいませんか。

 

 

おわり

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