芝刈機、ください

芝生がこれほどまでに強きモノとは。
知らなかった。

 

伸びのび

芝生には大きくわけて「日本芝」「西洋芝」があるらしく、我が家のは「日本芝」で高麗芝という種類のポピュラーな芝生です 。

もともとは風致地区の緑化ルールのために、こちらの要望外で植えられた芝生。
(敷地の何%以上は植物を植えよというルール)
なので正直こだわりや愛着はなく、根付く前に撤去し、家周辺通路部分は砂利に、庭は畑と好きな樹を植えるプランでした。

しかし、引越し当初は忙しさから撤去する時間もなくそのまま何も出来ずに夏を迎え、気が付いた時には既に根付いてしまった芝生。

あれよあれよという間に3センチ、5センチ、ところにより10センチと爆発的に伸びていくわけです。
そして引越しから9カ月がたった今、冬で黄色に変色してますがその長さは10センチから30センチに至ります。

 

発育力、ナメてました。
とどまることを知らない。

芝生の手入れグッズがそこかしこで紹介されている理由がわかりました。
あんなにかわいかった芝生が、一気に髭ボゥボゥのおっさんになってしまったようです。

 

 

人力では負ける


芝生の手入れを3日に一度の頻度でしているしっかり者やマメな人がいるようで、裏を返せばそれほど元気だということです。

僕の性格上そのマメさは不可能でして、不可能と言うことは芝生の管理ができない、管理できないということは所有する資格がないということになります。

しかしせっかくの芝生ですので、僕でも管理できるよう1坪程度を残し、あとは遅ばせながら排除。少しもったいない気もするし、せっかく生えた芝生を排除するのは人間のエゴというものですが、ここはご免なさいです。

それでは早速、
といきたいところですが、排除するにしても器具や機械の類いを僕は一切持っていない事に気づきました。

器具や機械を買うならちゃんと調べてから買いたいし、買ったとしても今は置く場所がない。

それでもせっかくヤル気になったんだし。何かしないと勿体ない。
両手に軍手を装着しスコップを持ち、目立つ芝生から「よっ」と引き抜こうとしました。

 

・・・ぬ!?

 

ここで冒頭の、鷹の目ジュラキュール・ミホークのようなセリフが出たわけです。

 

え。こんなに強いの芝生ってこわい。

ゴルフでダフッた時はあんなにザックリガッソリいくじゃない。
普通の草の感覚で引き抜こうとしましたがビクともしません。ゴスゴスと引き抜く為には花山薫やゴリラ並みの握力が必要のようです。リンゴをも片手でグシューって握りつぶすあの握力がね。

 

23歳頃の僕だったらそれと同じかほんのちょっとだけ勝っちゃうみたいな腕力の持ち主として巷では評判、評判どころか、まぁあの時はいろいろとありましてやっぱすごかったというか花山薫君もエゲつないですが、それはぼくも当時はちぎってはなげちぎってはなげなんてやってたもんですからあいうえおごめんなさい。あいうえおお返しします。

 

 

もう力任せにスコップをさしてみましたが、根が張り巡ってるからか土に入っていきません。
カチンコチンや。
水を撒き何度かスコップを入れようやく10センチ四方の芝生が引っこ抜けました。

 

こんなことをしてたら陽が暮れるどころか一年はかかるし。庭や通路がボコボコになってしまうよ。

 

 

結論は芝刈機

今回学んだ事は、考えが甘過ぎたことと芝生の強さ、それと芝刈機が欲しいということ。

調べてみると芝生にも効く除草剤はあるようです。
「ラウンドアップ」とか「ラッソー乳剤」など、『グリホサート成分』とやらが含まれる除草剤が効果的なんだと教えてもらいました。
これらは家周辺の通路にでも使おうと思いますが、やはり庭には少しでも芝生を残したい。

したがいまして、芝刈機、ほしいです。

 

どっかに落ちてないかな、芝刈機。
結婚祝いや新築祝いとかで貰っとけばよかったかな。
今年の誕生日にでもお願いしようかと考えてます。

おわり。

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