人生1度目の新築一戸建を買ってみた。~ 引き渡し(決済) 前編 ~

人生1度目の新築一戸建を買ってみた。

 

家の引き渡し。
つまりこの日を以て家が正式に僕のものになる日です。
引き渡しは12時開始。

「ついにこの日が!」「感無量です!!」
とか言いたいところですが、実感はそれほどなかったです。

これは以前からすでに自分の家と思っていたからだと思います。
工事中の家には好きな時に好きなだけ入って良かったし、要望を伝えれば望み通りにカスタムしてもらえるのだからそう思ってしまうもの。

しかし区切りの日であり特別な日である事にかわりはありません。
引き渡し場所である銀行(ローンを借り入れる銀行)へは、遅刻することのないよう家を早めに出発しました。

 

修羅場のような1日になるとは知るよしもなく。

 

 

家の引き渡しとは


〈11時00分〉
この日はあいにくの空模様。
家の引き渡しが行われる銀行は隣町にあり電車で50分、車だと25~30分と少し遠めです。

その銀行へは今までもローンの説明や書類の記入押印などで2回ほど行ったことがあります。
いつもは車で行くのですがその日はなんとなく電車にしました。

 

駅に着くと、
どうやら安全点検か何かで電車が遅れているようです。こんな日に限ってそうきますか。誰かの陰謀ですかね。

まぁこうなってしまっては仕方なし。焦ったところでどうにもなりませんので、先方(不動産屋さん)にお詫びの電話をします。

 


〈12時10分〉

10分ほど遅れて到着。
みなさんは既に到着して座ってます。

みなさんというのは、不動産屋さんと銀行の責任者(支店長)、司法書士の先生です。
司法書士の先生が何故出席するのかと言うと、登記に関する作業をしてもらったのとその説明をしてもらうためです。

まずは、この場の議題というか主旨について。
家の引き渡しと一言で言ってもいろいろとやることがありました。

・不動産所有権の移転確認
・鍵を受領
・家の説明を聞く
・借入金を受領し不動産代金を支払う

 

ザックリと言うと、こういう事をします。

 

 

不動産所有権が移りました



〈12時15分〉

まずは、司法書士の先生から不動産の権利について説明してもらいます。
登記簿上で「わしがちゃんと名義(権利)移転しときましたよってに。ちゃんとなっとうまるさんの名義になってますやろ。ぐへへへへぇ。」という感じで、元の所有者である不動産屋さんを交えてします。
時間にして15分くらいです。

先ほど家を買った実感は少ないと言いましたが、鍵の受け取りやお金のやり取りに比べたらこの司法書士の先生のくだりが、最も実感した時間だった気がします。
今まであまり見たことのないような公文書チックな書面に「あなたの土地ですよ」と、僕の名前が印字されてました。

しかしあれですね。
これは騙されてても気付きませんね。

信頼してる不動産屋さんといかにも司法書士っぽい司法書士の先生を相手に、大手銀行の支店内で行われた事なので疑うこと自体不要なんですが、もし騙されていたら。
これはわからないと思います。

「はいはい、確かに登記簿上は僕の名前になってます。じゃ実印おしまーす。」でおわり。素人だとそれ以上確認のしようがないので。

まぁ不安な人はミナミの帝王で少し予習しといたら良いと思います。

 

 

ひとりごと


ここで司法書士の先生は役目を終え帰るわけですが、この先生に支払う司法書士代、かなり高かったんですけど。

明細の額面だけを見たら何千万円の内の何十万円ですので数ある内数の一つですが、よく考えたら僕の1ヶ月の売上から経費と社保を差し引いた金額と同じくらいなんですよね。

僕が勝手に思ってることですが、ハウスメーカー(不動産屋さん)の息がかかった先生だとイロイロと盛られて高額になるケースもあるような気がしてます。あくまでもひとりごとですが。

登記簿の手続きって何をするんでしたっけ。
素人には解らないような書類を書いたり申請したりと色々してくれたのかもしれませんが、こういうのって素人には難しいんですかね。手続き自体できないんですかね。

もし車庫証明のように頑張れば誰にでもそこそこ出来るものなら、自分でやったほうがいい。
自分で何とかなりそうなのかをまず調べてみる。どうにもならない事は自分で先生を見つけて依頼する。そうしたいと思いました。

正直ここは後悔です。
大きく節約できたのではないかと。

次に家を買う時は絶対にそうします。

 

では話を戻します。

 

鍵をいっぱいもらいました


〈12時30分〉
登記移転の確認がとれたら次は鍵の受領式です。
正式にあなたの家になったので鍵をどうぞ、という事です。

そこで受け取った鍵の種類の多さよ…。

まず、工事期間中に使ってた金属キー。
これは「使えなくなってるので、確認して下さい」ということで渡されます。
後日実際に鍵穴にクリクリして、使えなくなってることを確認しました。

次に、金属キーが3本。
鍵穴に刺して使う普通の鍵です。電気系統のトラブルやその他緊急時にあると助かります。
結局はアナログがいまだに最強でしょ。あるだけで安心します。

そして、カードキーが2枚。
ドアノブにかざすだけで自動開閉し、ポケットやカバンに入れたままでもドアノブのボタンを押せば開閉します。

さらに、スティックキーが2本。
開閉ボタンがあり車のキーみたいに数メートル離れた場所からも開閉できます。
カードキーと同じく持っているだけでドアノブのボタンで開閉します。

さいごは、シールキーが1枚。
何かに貼って使います。カードキーと同じです。

 

山のようなキーの面々ですが、実際にはスティックキーしか使ってません。

持ってるだけで開閉できるし、家に入って鍵を閉め忘れた場合でも2階のリビングから窓を開けてポチッとすれば鍵を閉めれるので一番使い勝手が良い。

金属キーは今のところ使う局面がないけど、もしもの時の為に財布に入れてます。

カードキーも未使用。
親にスペアとして持っといてもらう以外、今のところ使い道がないです。

シールキー。これなどは使う局面すら想像できない。
携帯に付けたら?と誰かが言ってたけど機種変更したらどうすんだ。って話です。
まぁ貼らずに財布の中に入れとくかですね。

セキュリティ上の不安材料は増えるし無駄なお金がかかてそうなので、はっきり言ってこんなに必要ないです。
僕は金属キーとスティックキーの2種類、各2~3本もあれば充分。種類などいりません。
「いずれか2種類、その他種類は別料金」とかだったら良心的と思います。

 

固定資産税について


〈12時40分〉
次に家の状況報告や説明をしてもらいました。

・庭の柵が発注ミスで1ヶ所だけ未設置
・ポーチ(玄関を出たとこのスペース)下の階段の一部だけ未舗装で明日中完成予定

とかの報告です。
実際に住み始めるのは1ヶ月後なので、どうぞ焦らずごゆっくりと。

あと固定資産税の説明を受けました。
固定資産税はその年の1月1日時点の所有者がその年度分を納める義務を負います。

例えば2016年度の固定資産税であれば、2016年1月1日時点の所有者が2016年4月1日から2017年3月31日分を納めるようです。

今回の場合は引き渡し日が2017年3月31日。
つまり2016年度内の1日だけは僕が所有してることになります。
なのでここは元の所有者(不動産屋さん)と新しい所有者(僕)との間の話として、1日分(1/365日)の固定資産税を払う払わないとなります。

もちろんOKです。払います。

今年で40歳、とうとう固定資産税を払うようになったかと。

ちなみに2017年度固定資産税、納税通知自体は不動産屋さん宛に送られます。
それは2017年1月1日時点の所有者が不動産屋さんだったからです。
しかし納めるのは当然、僕です。2017年度以降の所有者は僕だからです。

今回は不動産屋さんからの請求に従い、不動産屋さんの口座に振り込む形で納税しました。

固定資産税。
クソみたいな税制ですね。金額もイタイ。
でも最初だけは記念的な感じがした分、嫌な気持ちは軽減された気がしました。

 

 

ちょっと長くなりました。
まだまだ続きますので一旦ここでおわります。

 

次は「人生1度目の新築一戸建を買ってみた。~ 引き渡し(決済) 後編の前半 ~

後半戦、今から思うとあれだけのことを2時間やそこらでよくやり遂げられたと思います。
まぁ主に不動産屋さんと銀行の人が頑張ってくれたからですが。。。

 

 

 

おわり

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