人生1度目の新築一戸建を買ってみた。~ 引越屋さんを決める ~

人生1度目の新築一戸建を買ってみた。

さて、家の引渡し日が決定し引越しの日が明確になったら引越し業者を決めなければいけません。
新生活のスタートがスッキリするかモヤモヤなのかは、引越し業者にかかってくることもあります。
そりゃ引越屋さんも人間ですからCMでやってるような、さわやか・ハツラツ・お客様が幸せな新生活を送れますようにと真剣に考えるような聖人君主だけじゃないでしょうけど、そんな中でもせいぜい納得のいく業者を選択したいものです。

 

 

業者は事前に選定しておく


引越し日の確定は新居の引渡し日が決まってからになりますが、どんな引越屋さんがありそれぞれの評判や引越し予定日付近の値段の相場などは、それよりも前にリサーチしておくことが出来ます。
というか、引越し日が近づくにつれ忙しさも比例するはず。こういうのは前もってやっておいた方が良いです。

例えば、一括で引越見積りの出来るサイトで評判や人気などを確認します。
こういったサイトはどんな引越屋さんがあってそれらの評判や目安金額などが一気に閲覧できるから便利です。
ただし一つのサイトだけではなく、気になる引越屋さんがあれば他のサイトや引越屋さんのホームページなど複数のサイトで確認します。

空いた時間でこのような確認を何度かすると、自分なりの上位3社が見えてきます。
ここでその上位3社、ないしは全国区の大手を含めた4社を選定します。
大手はその潤沢な資金から、万が一の場合の保障が充実している可能性が高いということや、もしかすると予想外の値引きや特典があるかもしれないといった何の根拠もない勝手な期待を込めてます。
僕はそういった理由で念のために大手1社含めた4社を選択しましたが、別に大手は含めなくても特に困ることなど無いレベルだと思います。念の為です念の為。

 

 

見積り依頼は上位3社(または4社)でじゅうぶんです。

巷ではより多くの業者に見積りをとってもらったほうが良い(有利)と言われてますが、僕はそうは思わない。はっきりいって時間の無駄です。

10社に見積り依頼を出したとしたら、その確認や問い合わせ、電話対応はかなりの作業です。
ただでさえ忙しい時期にそんな事してる暇なんてないはず。

そもそもですね、なんとなく選んだ10社と自分なりに良いと感じて選んだ3社。
見積り金額はさほどかわらないと思いますよ。安いだけじゃダメですし。

今はインターネットで値段が安いのか高いのか、内容の良し悪し、どこからどこまでケアしてくれるのかといった情報が「ほぼ正解」の形で載ってますから。

その3社の見積り結果に納得がいかず、交渉しても内容(金額面など)で折り合いが付かなければ、その時に改めて次点の業者に見積りを依頼したらいいだけのことです。

 

決め手になるもの

ファミリーでの引越しの場合は、引越屋さんに家の中にまで入ってもらって、具体的な見積りをしてもらいます。

なかには電話やWebの概要申告のみで見積り完了料金確定、とする業者もいるようですがそういうのはあまり信用しない方がいいと思います。

荷物の量が基本的には少なく間取りに大差のない一人暮らしのワンルームならいざ知らず、搬出経路や荷物の量、冷蔵庫やソファーなどの大きな荷物を正確に把握しないでちゃんとした見積りが出来るとは思えない。

いざ引越し当日になって追加料金を請求されたり、搬出搬入ができませんとなったらお互い悲しいですので。

ちゃんとした現地見積りを経て明確な料金や内容を提示してもらうわけですが、引越屋さん決定の決め手となるのは料金と、その料金の中で何をしてもらえるのかです。

内容的にどの引越屋さんも良いのであれば料金で決める。
料金が大きくかわらないのであれば作業の内容やサービスの質で判断します。

(作業の内容やサービスの質というのは、段ボールやガムテープのサービス、ハンガーボックスや布団袋などの引っ越しに必要となるものの充実、困難な作業の対応可否、養生の仕方、近隣住民への配慮、損害時の保証の大きさ、粗品の有無などです。)

僕の場合、見積り依頼は3社+1社に対して出しました。
+1社とした大手は一括サイト経由で見積り依頼を出したのですが、依頼した数分後にメールにて「まず弊社に見積りを依頼した方がいいですよ」的な返事がありました。何ですこれは。気持ち悪い。
自動とは思うけど、ちゃんと人間が確認してからメール送れよと思います。システムじゃないとさばききれないのかもしれないけど相当気持ち悪いぞ。

印象は悪いです。なので以降毎日のようにきたメールはすべて無視。
最後に「これが最後通達ですよ。後悔しても知りませんよ」的なメールをチラ見しだけしましたが、何かおっかないですね、こいつら。
「大手ならではの一発逆転ホームラン」の可能性はここで放棄しました。

あとの3社の内の1社も翌朝早々に電話がかかってきましたが、こちらの都合を聞かずたんたんと話をされたので話の途中でお断りしました。無礼な気がしたし、ただただガッツかれるとこちらとしては絶対にお願いしたくないと思いますので。

結果2社に絞られ、共にいい距離感を保ちながら見積ってもらいました。
両社共に良い感じの地域密着型ですが、金額の面で両社の間に倍のひらきがありました。
この時点で安い方の引越屋さんにほぼ決まりでしたが、さらに冷蔵庫の搬入は必ず出来るという確約を頂いたのでそれが決め手になりましたね。

我が家の冷蔵庫はまあまあ大きめなんです。
二階のキッチンまでその冷蔵庫を運んでもらう必要があるんですが、一階から二階への階段の天井が少し低くなってる箇所があり、階段からの搬入はかなり難しいようでした。
階段からの搬入が無理なら外からイクか?という話になります。

料金が高い方の引越屋さんは、階段からが無理だったら翌日に五人がかりでベランダから再搬入、それが無理なら機材で吊り上げ搬入するがそれは追加料金になる、という提案でした。ふむふむ。

安い方の引越屋さんは、階段が無理ならベランダから搬入すればイイだけでしょ。我々はそういった事を今までも可能にしてきたから大丈夫です、という提案でした。
段ボールの枚数や養生の仕方、指示した場所への荷物の配置など細かい条件も満たしており、料金は相場より安いうえに搬入出来ないものはナイと断言してもらったのであれば、他の選択は不要です。

たぶん、このほかにもっと良い条件の業者はないかと探したとしても、徒労と思います。
時間の無駄と。

〈参考までに〉
  ●段ボールや養生など基本サービスは問題なし

  ●引越時期:4月下旬、金曜14時
  ●トラック:3トン
  ●作業:3人
  ●引越距離10㎞から15㎞

   ◎料金:50000円(税別)

 

今の住居を引き渡すタイミング

今の住居と新居の距離がそれほど遠くないのであれば、引越日と今の住居(賃貸)の引き渡し日は少しズラしたほうがいいです。
「引越日は月末の3日前にし、引き渡しは月末」という具合です。

こうすることで、万が一引っ越し当日に荷物が乗り切らなくても残された日を使い自力でカバーできるし、忘れてた挨拶回りやゴミの処理などを落ち着いて消化することができます

引越日の調整は必要になりますが、賃貸物件であれば基本的に退去時は日割り精算できないので、月末の引き渡しとするべきでしょう。

引越日と引き渡し日が10日や15日ほどあけばこの期間中は住まいが2ヶ所ある状態です。
ちょっと得した気分にもなりませんか。
今の住居と引っ越し先の住居が離れてたら手間になるだけかもしれませんが、こういう状況ってなんとなく得したような気分になります。余裕が生まれます。

 

 

 

おわり。

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