おい!愛車が突然動かなくなりました。

ある日の休日、我が家の愛車が突然動かなくなりました。

買い物に行こうと、インテリジェンスキーって言うんでしたっけ?あのキーとかドアのボタン押すだけでロックしたり解除したりするやつ。
押してもウンともスンとも反応なし。

最初はキーの電池切れかと思い、鍵穴に直接キーを差し込んでドアを開け、スターターにも直接差し込んでエンジンをかけようとしたけどダメ。

 まぁここまでくればさすがに何が起こっとるのかわかりましたよ。
 

はい、そうですね。
バッテリーですね。
バッテリーがあがっておる可能性が大大大ですね。

 

保険屋さん助けて

ボンネットこじ開けてバッテリーを見てみます。見ても全くわかりませんが、せめてバッテリーは付いてるよねってことを確認してみました。

すぐに自動車保険のロードサービスに「助けて」と連絡したところ、通報から30分ちょいで駆け付けてくれました。すごく助かります。

 

予想通り、動かなくなった原因はバッテリー。
ほぼ完全放電、という変わり果てた状態で発見されました。

何故こんな事になったのかというと、ルームランプの点けっぱなしです。
それも現状から分析してくれました。
「あ、これやね。スイッチがOn側にある。これが点いてたんやろね」と。

駐車場は家から徒歩2分程の所に借りてて、平日は車に乗りません。
なので先週から点いてた事になります。

 

きーーー!
誰か管理会社に通報してよ!点いてるとこ見た人、1人くらいいるでしょーが!

とりあえず無関係で無実の人達を恨んでおきます。

 

 

バッテリー復活作業は大変だよ

作業担当の方が到着し、すぐにバッテリーに電気を送ってくれました。

エンジンOn!
一瞬です。これには感動です。

で、僕、経験なかったのでこれで一件落着無罪放免と思ったんですが、違うんですね。
バッテリーを放電し尽すというポカをしてしまうと、ここからが大変。本当の代償はここからでした。

まず、担当の方からイロイロと点検指示を受け、パーキングの状態でサイドブレーキをしたまま、アクセルを踏んで2000回転を維持しつつ、車内のウインカーやヘッドライト等の電気系統がちゃんと動作するかを確認します。

問題がないことを確認したら、担当の方はここで帰ります。

そして、不要な電気系統はクーラーを含めてすべて切り、2000回転維持をこの後30分間続けます。
この作業は路上で止まってしまうのを防ぐ為の最低限の充電作業。
30分間回転させ続けてもその程度に過ぎないのですね。トホホのホ。

時は真夏の15時頃、36℃のお天道様のもと。
窓を閉めながらの作業だとたぶん死んじゃうので、すべての窓を全開にしアクセルを踏み続けました。
(ドアをあけるとルームランプが点灯し、無駄な電気を使うのでNG。)

炎天下。クーラーなし。汗だく。窓全開。蚊の餌食。エンジン切ったらダメ。2000回転維持。たまに足の感覚がおかしくなり、「ブオォォォ」って4000回転くらいになる。暇。ラジオくらい聞きたい。喉乾いた。。。

炎天下で一人おっさんが無表情で汗だくになってエンジンを吹かし続けてるんですよ。

なんていったらエエやろ。

もうなんか、修行っぽい。
いや、ちがうな。
ドMの楽しみ。
いや、ちがうな。

ま、いっか。

地獄のような30分は何とか終わったんですが、
さらにこの後エンジンを切らず、最低でも一時間は車を走らせ続けるよう指示されてます。

ちなみにその作業をする事で、ようやく今日の僕に出来る最低限のバッテリー充電となるようで。

まぁさっきの30分に比べたら、一時間程度車を走らせるなどは楽な作業なんですが、別の問題がありました。

 

それは「ガソリン残量が1時間走り切れるか微妙」だという事。

 

ガソリンメーターは最後の目盛りを下回ってまして、10段階で言ったら1あたり。
残りはおそらく3~4リットル程か。
街乗りでリッター11~12キロ程度なので多く見積っても50キロ程しか走れない

そのくらいあればたぶんイケると思う。大丈夫とは思うけど、何の根拠もない見込みなので怖いです。本当は2リットルしか残ってなかったらどうしようとか。

このまま近くのガソリンスタンドに、とも考えましたがガソリンを入れるときにエンジンを切らないとダメですよね。
ガソリンスタンドなら大概の事が起こっても何とかしてくれるかもしれないけど、その確証はどこにもナイ。
修行はもうじゅうぶん。

 

今までの30分間はお天道様と、今からの1時間くらいはガス欠との戦いです。

街中でガス欠で止まったら焦るやろな。
「保険屋さん!今度はガス欠です!」
って言ったら笑うやろな。
でもそうなったらエンジンもしばらく止まるから、バッテリーがまたダメになんのか。

イロイロな事を想定しましたが、とりあえずは極力ガソリンを使わないような気使い走りで、なんとか1時間を走り切りました。

その日の作業はこれで終わり。

そしてその後2日間、30分から1時間程は車を動かして徐々に電気を蓄えていき、やっとバッテリー完全放電からの復活作業を終えたわけです。
厳密には、蓄えとしては全然足りてないので、引き続き2日に1日程度は車を動かしたほうが良いようですが。

 

ちなみに

ディーラーやオートバックス、ガソリンスタンドでお金を払ったら、半日や1日程かけてフル充電してもらうえるようですし、そもそもバッテリー自体を買い換えるという方法もありますので、念のため。

僕はその日と次の日に車が必要だった事、お金をかけたくなかった事、バッテリー自体数ヶ月前に替えたばっかだった事が理由で、地道に質素に復活させました。

まぁなんやいうても、いい時代になりましたね。
今やこんなんも即無料で対応してくれるんです。昔のことは知りませんが。

高い保険代を払ってる甲斐がありました。

 

まとめると

バッテリー放電をやらかすと結構大変なことになります。毎日車に乗らない人や車を見ることすらない人は特に注意が必要です。
そして事故への備えはもちろんですが、それ以外でも何が起こるかわかりません。自動車保険にはちゃんと入っておきましょう。
ということを、比較的大きな声で言いたかったのでした。

 

 

おわり。

 

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