愛のバラバラバラバラ

今日ちょっとだけ恥ずかしいことがありました。良い事したんだから別にいいけど。

それは帰宅の途、さんちか(神戸三宮の地下街)を歩いてる時でした。

足早に歩いてる僕を後方から60歳手前くらいの御婦人が駆け足で抜き去っていったんですが、僕の前方2メートルあたりでバラを落としたんです。かわいらしい紙に包まれたピンク色の一本のバラです。
御婦人は急いでるようで、気付かずそのままズンズンと先に進んで行きます。

あらら、
と思い僕はそのバラを傷付けないよう両手で拾い上げ、走って後を追いかけました。
そして「落としましたよ」と御婦人に声をかけ両手でバラを差し出しました。
御婦人は突然の事でビックリしてましたがすぐに笑顔で「あ、ありがとうございます!」といってバラを受け取りました。

バラを受け取った御婦人は会釈をしながら再び駆け足で去って行きました。

一件落着。
僕はよしよし、と思いながら何気なしに周囲を見回すと近くの通行人2人と偶然目が合いまして。
その2人、「おいおいマジかよ」という顔をしてたんです。

 オイオイマジカヨ?(°Д°;)  ←ホンマにこんな顔で

1人なんかは歩を進めながら僕と御婦人を交互にガン見、いや舐め廻すように見るわ見るわ。

なんじゃい?と思ったんですが、直後にピンときましたね。
これはたぶん走って駆け寄り丁寧にバラを渡す姿を見て、「一世一代の大仕事(愛の告白大作戦)を人混みの中でやっちゃってるヤツ」とでも思われたんでしょう。

・・・アホか。

どうせやったら片膝ついとけば良かった。片膝床につけながら手渡せば良かった。

 

 

おわり。

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