「マタ旅」とやらをしてみて思った事

妊娠中の旅行、いわゆる「マタ旅」というやつについては賛否両論あり、’否’、つまりダメという意見の方が多い印象です。

まぁそうでしょね。旅に出て何かあったら後悔してもしきれない。
何かあってからでは遅い、控えるべき行動、という事については全く異論nothing。

ただですね。
結論を言うと、僕たちは妊娠30週目でマタ旅とやらを決行しました。下関&門司旅行に。

ちょい咲き桜越しの小倉城

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無事帰路に着けたのですが、やはり大変でしたよ。その理由は下記に記載しますが、「マタ旅」というのは大変。行こうとしてる人は本当に気を付けて、細心の注意を払って下さいね!ということを書きたいと思います。

 

「マタ旅」がダメといわれる理由

まず、諸先生方や経験者の方が言われる「マタ旅」の危険性について簡単に言うと、妊娠中は何が起こるかわからんよ、何か起こってからじゃ遅いよ、それでも旅行すんの?ということになります。

マタ旅を企画実行する夫婦の多くは「安定期」に行動を起こすようですが、「安定期」というのは『もう大丈夫』ということではなく、母体の体調が安定する、胎盤が完成し流産の確率がそれ以前と比較して少なくなるだけ、とお医者さんに聞きました。

「マタ旅ダメ!」の主な理由について、もう少し具体的にしてみました。

●万が一の場合に、旅行先の病院が手配できるとは限らない

産婦人科はほぼ予約制で、突然行ったとしても受け入れてもらいない可能性がかなり高いとのことです。
受け入れしてもらえないとなると、緊急事態であるにも関わらず色々な病院をたらい回しにされるので、すぐに、そしてちゃんと診察や処置をしてもらえるのは未定。これはかなりのリスクです。

●旅行先の病院で受け入れてもらえたとしても莫大な費用が

地元のかかりつけの病院ではないという時点で、どういうことになるかを考えるとゾッとします。

ここではなんとか無事処置してもらえた場合に限った話をしますが、そのまま旅行先で入院となった場合、旦那や自分たちの親御さんはその旅行先の病院まで面会に通うのですか?妻は旅行先の病院に一人取り残されますよ、ということです。
それ以前に、入院や出産に必要なものを用意してあげなければならないので、今後の仕事や生活に大きく影響します。
妻と子は遠い旅行先で取り残される・・・、どれだけの頻度で会いに行けるのか・・・。

●現地の妊婦さんに迷惑がかかるかも(2018.08追記)

コメントで意見を頂いた中から。
人気のある地域では特にそうらしいですが、マタ旅によって救急搬送されることにより、地元の妊婦さんにも弊害があるかもしれません。

つまり、その病院で出産を控えているのに旅行者が運び込まれることにより、本来予定されていたはずの診療やお産が予定通りにならないことが考えられます。
自分たちの危険や都合だけでなく、自分たちから見えないところで迷惑がかかっている。この点も自覚しておくべきでしょう。

●そもそも「命育み中」

諸先生方や経験者の方に言われたわけではないですが、育み中の小さな命をなによりも最優先に考えるべきだと思いますね(思うけどマタ旅しましたが)。

まぁ僕たちは旅を決行した側ですが、いちいちごもっともじゃないでしょうか。

 

旅行が決まって、絶対に気を付けようと思った事

安定期に入ったら、なるべく歩いたりヨガをしたりして体を動かす方が良いとされてます。我が家もそれとなくそんな感じです。しかし、繰り返しですが無理をしても問題ナシということではありません。そもそも疲れすぎるような行動はダメ。
旅を決行した僕たちは以下の事を念頭に置き、安全を徹底したつもりでした。

◇余裕のある日程を立てる

普通の旅行では企画しないような、大きく余裕のある時間配分で日程を立てました。
時間配分をするうえで、お茶休憩、ベンチに座ってまったりする時間、歩く速度は遅めを考慮した日程を立てます。普通であれば時間内に観光地を2カ所回れるところを1カ所だけにして無理のナイ計画・行動をします。

◇妻は無理をしない、させない

妊娠中の妻に重いものを持たせるなどは皆無、妻への負担をできる限り軽減します。これは日常の延長線上とは思いますが、日常より気を使います。

◇石橋をタタいて旅をするということ

上記と重複しますが、常々妻の負担を軽減する方法を模索する必要があります。
夫側の体力を逆算しつつ行動するんです。「妻と赤ちゃんのフォローをしてあげなければならない俺、あと何時間継続できるだろうか」ということを、本来の体力の2割減で考えることが大事です。

 

もしマタ旅を決行するのであれば、夫としては妻の体調を考えて行動をとる必要があります。しかし、フォローをしている夫自身の事もかえりみることが必要、と感しました。

妻は絶対無理をしてはいけませんし、させてはいけません。疲れを夫が感知し、妻も疲れたら休むことを要求し、夫婦共に自分の体力を過信しないこと。海で泳ぐ時に似てますね。
妻自身がしんどい場合は赤ちゃんもしんどい、異常が発生しているのかも、ととらえるべきです。

事前にこの手の危険性に関する勉強をしてもあまり意味はないですね、正直。勉強しないよりはマシですが机上の事を頭に詰め込んでも、判断のつかない事が起こる可能性が高いと自覚するべき。(僕自身に言ってます)
「自分なりに勉強した」などは自己満足です。
自分が旅行を楽しみたいからそう思いたいんですよ。(僕自身に言ってます。なんかすみません。)

 

旅行中の反省

僕の過ちを聞いてください。

旅行中は知らない土地で知らない風景や景観、名勝、スポットをみるとどうしてもテンションが高くなります。次に行こうとする気持ちが増します。その高いテンションからくる行動力は、妊婦の体にとってはかなりの負担になります。慎もうとしてた上記のことなんか時々忘れるんです。いや、時々しか思い出さないんです。

高いテンションのまま観光をし続け、妻のことを気にしているようでも、気分は「旅行」です。

「旅行」というテンションで休むことを忘れ、我に返った時にはもう遅い。

妻はお腹の張りと痛みで歩くことも難しくなってしまいました。
この時点で瞬時に最悪の事態を想定します。まったく普通の行動を継続しただけなんですが、その「普通の行動の継続」がこの場合ダメなんです。
即刻、観光を中断し病院という選択肢を頭に置きつつ、極力妻に負担がかからないようホテルへ向かいました。

幸い、無事ホテルに到着し部屋で数時間安静にしてもらい徐々に回復したけど・・・
ホンマに反省。

 

 

僕達が旅行をした理由

事実、マタ旅に対して反対意見というかワーニングがかなり多いです。主に上述した理由ですね。

僕も当然その意見を知っており、無視して旅行を決行したわけではありませんが、子供が生まれたら向こう2~3年は今までのような旅行はできません。今のうちに妻と二人で出来る事をしたかったんですよ。

「子供が出来たら何も好きなことが出来ない」ということを言いたいのではないんですが、今できることを今のうちにしたかったです。
夫婦二人での旅行はこの先、四半世紀くらいはできないでしょう。
「君がお腹にいるとき僕たちはここにいってたんだよ」とか「その時君はこのお腹に入ってたんだ」って生まれてくる子供に将来話したいってのもありました。

それだけの理由です。ただの煩悩の塊です。

まぁいろいろとありましたが久しぶりの旅行、今しかできないかもしれない夫婦二人での旅行、楽しかったと思えます。同じ場所に今後は3人でまた来たいとも思います。

だから反省と満足の半々という感じです。

ちょっと言いたい事が散らかってしまいましたが、「マタ旅」は自分たち夫婦間での意思で行くか行かないかを決めたらいいと考えます。

部外者がとやかく言う事ではなく、当人達が自覚した上で決める事ですよ。

二人きりの出生前思い出旅に行かれる方はくれぐれも、本当にくれぐれも安全・安心最重視で、楽しい思い出を作って下さい。万が一の場合をシミュレーションしておいて下さい。そしてお大事にお大事にいってらっしゃい。

 

おわり。

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コメント

  1. あき より:

    マタ旅で本人たちに何かあっても自業自得だけど
    万が一、切迫や早産で入院になったら、
    割を食うのは現地在住の妊婦さん&お子さんです。

    ただでさえ少ない周産期ベッドやNICUを
    その地域以外の旅行者が占有し満床になれば
    地元以外に搬送されてしまうのです。
    現に、マタ旅で人気のある沖縄や浦安市では
    社会問題になっています。

    本人たちだけの問題でないことを自覚して下さい。
    あなた方の旅行が他人の命を圧迫するのです。

    1. kitafolder より:

      ご意見、ありがとうございます。
      確かにおっしゃる通り、地元に住む方々の事は考慮できてませんでしたし
      これは自覚したほうがよいですね。

      注意事項に追記してさせてもらいます。

      ただし僕的には、「マタ旅は本人たちの自由」という考えにかわりありません。
      そういう意識をもって細心の注意を払ったうえで決行しないといけませんね。

      1. あき より:

        追記の内容から、色々と調べていただいたことが伺えます。
        通りすがりにも関わらず、迅速・真摯なご対応ありがとうございました。

        1. kitafolder より:

          こちらこそご指摘ありがとうございます。
          さまざまな情報を発信でき、感謝します。

          また教えて下さいね。

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