代理婚活、しってますか。
代理で結婚に向け活動することだとか。代理とは親です。
親が我が子の代わりに配偶者を探す活動をするんです。
2018年2月11日の朝日新聞デジタルの記事によるとかなり盛況のようで、参加費は13000円にも関わらず定員120名は満員だったようです。
(主催は京都の一般財団法人「良縁親の会」)
親たちが子供の「身上書」と呼ばれるスキルシートみたいなものを見せ合いながら我が子の紹介をし、あの家のコは息子・娘に「合いそう」だとか「難しいかもしれない」などと我が子の配偶者候補を選別して我が子と意見を交わしたりするのでしょう。
ネットでは賛否両論のようですが、「親に探してもらうとか信じられない」や「気持ち悪い」などといった”否“の意見がまずは散見されました。
個人的には無理です
僕も最初に記事を見たとき「気持ち悪い」とまではさすがに思いませんでしたが、一瞬抵抗を感じました。
性格上無理かもしれないと。
40歳を超えて、このテの事で親の世話になるのはちょっと。
もし、親同士で話が上手いこと進んだとして、先方との顔合わせ後にヤダってなるのは失礼とも思う。かといって嫌なものは嫌。そうなるとなんか気まずい。
もし、結婚に至ったらそれは素晴らしいことで「サンキューグッジョブ俺の親」だけど、実家の近くに住めとか子供をはよ作れとか言われても胸を張って「それは我々夫婦で決めること」って言い難くなりそう。
まぁこんなもんは考えようですけどね、自分に置き換えてみたらまずそう感じたわけです。
でも自然なことだと思うが
そう感じたわけですが、それは自分に置き換えたときの勝手な感覚であって、この代理婚活、流れとしては自然だと思うし恥ずべきことでもないです。
この記事を見て思ったのですが、
結婚というのは結局は親子、いや一家の問題なんでしょうね。
子(配偶者を探してる人)は結婚してかわいい我が子を授かって幸せな家庭を築きたいし、その親も孫の顔が早く見たい。
子孫繁栄、先祖代々のお家や土地を守るため、一家の主である親が子の配偶者を見つけてきたり決めたりするのが常識だった時代もあるでしょ。親や親族が探してきてくれた見合い相手と結婚するのが普通だった時代もある。
代理婚活は見合い結婚の準備を活動的にしているだけのような気がします。
縁談を待たずに自分(親)の足で集いの場に探しに行くような。
代理婚活をされてる方の置かれた状況はさまざまだと思いますが、結婚したくても相手を探す時間すらない人もそりゃいっぱいいるだろうし、なかなか条件の合う人に巡り会えず泣きそうな人も少なくないのではないかと勝手に推測してます。
また、両家の親同士が発端で結婚となれば誰もが越えなきゃいけない「義理の親に良い印象を持ってもらう」ハードルもなんとなく越えやすそうな気もします(勝手に)。
こういったことを考えると、代理婚活はごく自然な流れだと思うんです。
今や自治体主催のコンパやインターネットのマッチングサイトに出会い系など善し悪しはここでは置いときまして、配偶者探し(あるいはパートナー探し)は多岐に渡ります。
結婚に至るカタチに拘り、白馬の王子サマだの運命的だのとウツツをぬかすよりもまずは本気で果実をもぎ取りにいく。
出会い方がどうであれその後の生活が幸せになるか不幸になるかなんて考えたってわからない事、誰にもわからないことです。
出会いなんて自分が無理くり演出したものであれ、代理婚活や見合いであれ、同じ運命の糸。
目的はあくまでも結婚であり出会いではない。
僕はそう思います。
代理婚活も果実を得るための立派な手段です。
おわり。