人生1度目の新築一戸建を買ってみた。~契約~

人生1度目の新築一戸建を買ってみた。

家探しをはじめてから3ヶ月あまりが経った頃、ついに僕達の前に納得の行く物件が飛び込んできました。

 

 

ついに出会った85点の物件


ある日、不動産屋さん(以下RSHさん)から携帯に連絡がありました。
「なっとうまるさんの好きそうな物件、紹介できそうなので見に行きませんか。」

次の土曜に現地で待ち合わせました。
物件の場所は、買おうとまで思った物件の近くだし他にも二軒ほど内見したことがある地区。その辺りはもはや僕の家のようなものです。

当日現地へ行くと、RSHさんが電動アシスト付き自転車に股がって待っててくれました。
友達を待つかのようです。

物件は山の麓にあり、坂道だらけなので「坂道でも電動アシストさえあれば楽チンです。試してみて。」と言いたかったらしく、五キロ離れたRSHさんの事務所からわざわざ乗って来てくれたようです。

一生懸命で面白い不動産屋さんです。

肝心の物件ですが、甲山の麓で駅からは徒歩17~18分ほどの場所にある更地でした。
甲山森林公園へは徒歩でも行けます。

ざっくりと話を聞くとすでに図面はあり、三階建てのLDKは二階、駐車場は二台は停めれます。土地面積は三角形の約39坪、建物延べ床面積は3階建て約35坪。
土地の形は正直良くない。

予め基本的な間取りと構造は決められてるから建て売りと言うことにはなりますが、間取りの簡単な変更、内装・外装、インテリア・エクステリアの細部はこちらで決めていくことになります。

隣家は西側にのみで、家は2メートル程離れて建つとのこと。
東側は解放されてて、北側は近隣住民のみが使用する私道、車の対向は難なく可能な広さです。南側は少し離れて木が繁ってますが隙間から尼崎や西宮の市街地が一望できます。

譲れない条件はほぼ叶っている。僕にとっては魅力的に感じる物件です。
強いて不満をいうと、土地の形が良くない分もう少しだけ広さがほしいのと、南側がもう少し拓けてたら、くらいですか。

それらの希望はありますが、出会った時の気持ちを点数にすると100点満点中の85点。理想にかなり近いの物件に出会えたわけです。
ちなみに今まで出会ったその他物件は全て0点、それは譲れない条件を満たしてないからです。点数の付けようがなかったという意味で0。ま、他の物件の点数などどうでもいいですか。

 

 

希望がもう一つ叶うかも

物件の確認が終わり、その後RSHさんは5キロ離れた事務所にアシスト付き自転車で颯爽と帰っていき、僕達夫婦だけで二時間ほどその辺りを車や徒歩で散策してたところ、携帯電話にRSHさんから思わぬ吉報が舞い込んできました。

上述した物件の南側に繁ってる木、なくなる可能性が高いと。
どうも17年4月から南側周辺で40区画程の土地開発が予定されており、その辺りは道や住居になるから一掃される可能性が高い、と言います。
しかも住居が建てられても、こちらの方が位置的には(標高で)上の方にあるから視界はほとんど遮られることがなさそう。
実際に開発が始まってみないとわからないけど、もし南側が一気に解放されたらそれはそれは最高の見晴らしになりそうです。

 

 

契約へ

その土地開発の件、詳細を聞く為にRSHさんの元に向かいました。

開発される区画の道路が今回の物件の前を通るようで、その道路は物件の敷地から何メートル離れるのかを役所に確認してもらうことや(※)、着工予定は17年4月とされてるが予定通り着工することはたぶんナイということなどを話しました。そらそうでしょうね。
(※家は道路から決められた距離をあけて建てないとダメらしいです。「接道義務」という法律があるようです。後日、「2メートルほど(敷地から)後退した部分」と回答があったとRSHさんから連絡をもらいました。つまり、建て替えをする場合は今の家と同じ範囲で建て替えが可能ということですね。)

 

そしてそこから、何度かの打ち合わせを経た1か月後の16年12月、
契約の日を向かえました。

 

 

現金100万円を持って契約


当日は、印鑑とオプション費などの追加費用に充てるために一旦RSHさんに預ける100万円を持参し、RSHさんの事務所に行きました。

そこで20ページ以上にわたる契約書を担当の方が結構細かく読んでいくんです。その都度丁寧に説明してくれますしこちらからも数点は質問しましたが、基本的にはよくわかりません。何時間もかけて一言一句説明されたとしても、たぶん理解できる自信はない。
万が一騙されてたとしてもそれに気づく自信もなし。へへへ。
まぁそれはそれまでのこと、この期に及んでは仕方なしです。

どちらにしてもですね、三時間程の時間を費やし正式契約となったわけです。

但し、この時点で物件が僕のモノになったわけじゃなく物件を買う権利が確定し、同時に買う義務が生じたわけです。
契約締結以降に「やっぱ売らない」や「やっぱ買わない」ということはダメ、通用しません。
もしそうなってしまう場合は、契約で取り決めた金額を違約金として相手方に支払わなければなりません。
今回は確か何かの金額の20%、約400万円だったかな。庶民にとってはかなり大きな金額です。向こうさんが「やっぱ売らない」となり400万円が手に入ったらそれを上乗せた家を買うことができますが、逆だったら怖いですよ。

 

 

おい、土地開発よ

契約は滞りなく進みましたが、気になるのが我が家の南側で予定されてる例の土地開発の件。
今のところ滞りまくってます。

着工予定は17年4月1日とされてますがRSHさんが言う通り、とおの昔に17年4月1日など過ぎ去りました。でも未だにウンともスンともありませんね。工事が始まる雰囲気すらない。
どうも開発敷地内に水道があるから試行錯誤していたり、地域住民への説明に時間がかかっているようで。僕も一応5月から地域住民なんですが。僕らは大賛成だから工事してしてみ、と言いたい気分です。

予定通りに着工されないことが当然のこととは言え、工事が始まると音が気になるから出来るだけ早くしてほしいんですけどね。
まぁ工事が始まったら特に一年くらいは騒がしそうだけど、その後は見晴らしが良くなるはず。しばらくは我慢です。

 

 

 

おわり。

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