人生1度目の新築一戸建を買ってみた。 ~ 退去手続き ~

人生1度目の新築一戸建を買ってみた。

 

圧倒的なハードワークでなんとか乗り切った(つもりの)引越
そのキズがまだ癒えぬ2日後に現在の家の引き渡しをしました。

 

休む暇などない

引越は4月28日、退去引渡は2日後の30日の15時。
この間は新居での荷物整理の他に現在の家で残になってる荷物やゴミの整理で、引き続きバタバタです。

新居のことや子守は妻に任せて、僕は引き渡しに向けた現在の家での残作業や締めに注力。
引き渡し出来ないってことになるとマズイですからね。月がかわるからという理由でその月分の家賃を請求されるかもしれないし。

体イタイ、ダルい、お腹が何故かすかない、荷物がごちゃごちゃ、欲しいものが見つからない。

こういった引越の後遺症と戦いながらも、引き渡しというシメでありお世話になった家に対するケジメの日、ここはちゃんとした形で終わらせたいという一心です。

荷物は車で4往復かけてなんとか運びきりました。大変だったのがゴミの分別と処分です

 

 

廃品回収業者さん、助かりました


ゴミには大きく分けて燃やせるゴミと燃やせないゴミ、そして粗大ゴミがあります。

燃やせるゴミ系は引き渡し日の翌々日がゴミの回収日なので、いつも通りゴミ置き場に置かせてもらいました。

その数、ポリ袋にして21袋
本来ならそれらの半分は引越準備期間中に小出しで処理するべきものだったんですが、準備を怠り当日イッキだったものですからこんなことになってしまいました。これは我ながら情けなくなる…。

近隣住民の方々にとっては邪魔であり目障りだったことと思います。すみませんでした。
ゴミ回収の人もさぞビックリされたことと思います。どっかからゴミが集結してるのかと思ったんじゃないでしょうか。一気に出してしまい本当に申し訳ないです。

粗大ゴミ系のソファー・洗濯機・エアコン・テーブルなどは廃品回収業者に依頼し、引渡日当日に取りに来てもらえました。かなり割安で引き取ってくれて本当に助かりました。

 

ここまではよかったんですが、困ったのがそれ以外の小型金属ゴミ系やシーリングライトなどの中型リサイクル系のゴミ。

粗大ゴミや大型ゴミじゃないけど、燃やせないゴミとしてそのまま出していいのかと。
迷うんですが、たぶんシーリングライトなんかは出しちゃダメですね。
それ以外にも小型金属ゴミ扱いにしてるけど実は分別方法がよくわからず「燃やせるか燃やせないかで言うと燃やせない」ってことでゴチャ混ぜにした状態です。

小型金属ゴミの回収日はおよそ10日後ですが、そこで回収してもらうにしてもポリ袋にして7袋の小型金属ゴミ系とシーリングライト3機を10日間もの間、ゴミ置き場に放置するのはかなり気が引けます。

これらの処分をどうしたらよいか。
ここが次の一手を用意できず悩んでたところ。
よくわからんようになってきたので、ダメ元ですが回収業者さんにお願いしてみたんです。
「これらの回収も併せてお願いすることは出来ませんでしょうか」と。
すると回収業者さんは快く応じてくれたんですよ。追加で2000円は支払わせてもらいましたが安いものです。

もしノーと言われたらどうなっていたか。

ゴミ置き場に放置する→無法者、後ろめたさMax、お世話になったのに有終の美が飾れないじゃないか。
直接ゴミ収集センターに持ち込む→量的に2往復分はあるからちょ~ちょ~めんどくさい、そもそもそんなことしてる時間はナイんだ。
管理人さんに事情を説明し、明日まで待ってもらい対応方法を考える→勝算なし、片付けやれなかったのがカッコ悪いし、やっぱ今日を以て有終の美は飾りたいぞ、俺は。

とかいろいろと変な事になってたはず。
おかげ様で心置き無く、引き渡しを迎えることができます。
本当に、実に、誠に、助かりました。

 

 

退去日にする事

退去引渡日にはどんなことをするのか。
一般的に、家(賃貸)の引渡日というのはトラブルが発生しやすいようですね。

・退去状態の確認
まずは退去可能な状態であることを確認してもらいます。
私物が残ってないかや備品はちゃんと揃っているかなどですね。
私物があれば当然管理人側としては処理に困るからなんとかせよとなりますし、もし備品が損傷していたり無くなったりしてたら弁償の対象になり得ます。

・ライフラインの手続き確認
ガス等の停止手続きがちゃんと終わっているかの確認です。

・内装状態の確認
主に壁紙、襖、障子、天井や床の状態を確認します。
劣化や損傷による原状回復の必要があるのかを見るんですね。たぶん基本的には張り替えでしょうけど、その費用はどちらが負担するのかを話し合います。
ここらへん、トラブル臭プンプンです。

 

どちらが修繕費を負担するか。

この修繕費、現状でいうと、
借りた側が負担するケースが多いように感じます。
保証金(敷金)を預けていればそこから差し引かれ、何も預けていないのであれば請求に応じて修繕費を支払う。

敷引とか胡散臭さ全開の意味不明な制度が未だに横行してる時点で、入居者が払えって言われてるようなものだと感じてしまいます。
当然契約内容にもよると思いますが、その契約自体がもう既に払うテイってのもあるようですし。

これってかなり違和感がありますよ。
すみませんが「オーナーも大変なんだから」というのは置いとく事にしまして、新しい入居者を迎え入れる為には、内装の張り替えはほぼ必須ですよね。
使用感があるよりまっさらなほうが住みたいと思う人が多いだろうし、大家さんとしては1ヶ月でも早く入居してほしいはずです。

大きく汚したりキズを付けてしまっているのであれば別ですが、定期間生活をすればそりゃ何らかの汚れや劣化はありますよ。
もはや不可抗力みたいなね、自然現象みたいなものじゃないですか。

だからほぼ確実に、少なからず壁紙は毎回張り替えるはずです。
これを「原則借り主が払ってね」はやはりちょっと変ですよ。

僕の場合は約10年住んでいたので、自然劣化を全面的に認めてもらいましたけど、これは当然の結果と思ってます。もし請求されたとしても支払う気はないと伝えていたと思います。

また僕の入居する前に住んでた人が空けたと思われる壁穴がちらほらとありましたが、僕が空けたモノじゃないと言い切りました。
証拠写真などはありませんが実際に空けてませんし、こういうのは言い切っていいと思います。
もし、「空けてない証拠あんの?」ときたら、逆に「俺が空けた証拠あんのか?」となり、空中戦の末、もう全面張り替えるんだからいいでしょって結局はなるんじゃないですかね。

基本、原状回復費用は原則大家側負担、あるいは一部借り主負担として賃貸期間により家賃の半額程度の負担とすることを予め契約書に盛り込む形などはどうですか。

 

・鍵の返却
入居の時に預かった鍵は、耳を揃えて返却します。
もし、鍵を紛失していたり合鍵を作っている場合はドアの付け替えが必要になり、その費用を請求される可能性は高いように思います。以前住んでたマンションでは鍵を無くした為、ドアの付け替え費用は請求されました。もちろんそれはちゃんと支払わせてもらいました。

そして、実は今の家の鍵も1本無くしてまして。
たしか数年前、小豆島とその他の愉快な島たちへ旅行に行ったときに落としてきた記憶があります。

しかし今回は10年も住みましたのでドア自体がそもそも劣化しており鍵もかけにくい状態でした。
重いドアを引っ張り上げながらじゃないと鍵穴が回らず鍵がかからないんです。生活している間は結構苦労しましたよ。今から1年ほど前に管理会社を通して修理してもらったんですが、その数日後にはまた元通り。たぶん寿命というか根本的な部分が故障してるんでしょう。これでは鍵があろうが無かろうがどの道換えないといけない。
こういった点を伝え、納得してもらいましたのでこちらの費用負担はありませんでした。

めでたし。

 

 

さいごに

このように引渡日とは住み慣れた家とのお別れの日でもあり、貸し主(管理会社や大家)と借り主の間では原状回復に向けた駆引きやバトルの場でもあります。

有終の美を飾れるよう、小細工や言い訳などはせずに正々堂々とするのが良いです。
しかし、借り主負担が原則のこの風潮には一石を投じる必要があると感じてる、夜風がかなり冷たくなってきた今日この頃です。

 

 

 

おわり。

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