引っ越しが終わった後も、荷ほどきに掃除、買い物もあれば住所変更に伴う各種届出があるなど、しばらくは大変な日が続きます。
今回はその中で住所変更に伴う各種届出について。
結構盛りだくさんありまして、特に公的な届出関係は何をいつまでに届け出なければならないなどの期限がありますので、引っ越し前にしっかりと確認しておきたいところです。
市民の多くが休みである土日は、残念なことに役所も同じように休んでしまってます。
土日だと住民票や各証明書などの簡単な交付は可能ですが、このご時世未だに届出系や手続き系などの大半は取り扱ってくれませんので、平日が仕事だという人は会社に「1~2日くらい休みをもらう」と前もって伝えておいたほうが良いでしょう。
手続きはいっぱい
役所での手続きだけで転入届け(住民票異動届)、 国民健康保険、国民年金、印鑑証明書、母子手帳や児童手当など山のようにあります。
僕は尼崎市から西宮市に引っ越しましたが、西宮市役所は関連窓口が小範囲内で連続しており、引越手続きセットのように済むから楽でした。
それでも待ち時間も含めほぼ1日を費やしましたよ。
途中、腹が減りすぎて市役所の食堂へランチタイム終了10分後に伺ったのですが優しい食堂のおばちゃん達がランチタイム扱いにしてくれて、食堂の片隅で定食にありつけました。
食堂のおばちゃん達も近くのテーブルでご飯を食べてました。すみませんね、作業後のマッタリタイムにお邪魔しました。
今回、引越手続きに関してはこの引越侍のサイトを参考にさせてもらいました。
法令で届出の期限が定められている手続きは優先的に処理したいですね。
このようにチェックリストでまとめてくれてる便利なサイトがあるので非常に助かります。
但し、最終的には転居先の市役所のホームページを必ず確認しましょう。
役所手続き以外にも、車・銀行・クレジットカード・保険・学校・電話・インターネット・新聞等々と他にもやることがいっぱいです。
やることリストなどを作成し、優先度を付け効率よく消化していきたいものです。
車関係の手続きについて
このようにモリモリとやることがある中でも、個人的には車関係の手続きがちょい大変でした。
車関係というのは運転免許証、車庫証明、車検証の更新。
順に書いていきます。
(基本的には身分証明書と印鑑は常に必要となるもの、こういった手続きには常に持っていきましょう。)
1.住民票(写し)の取得
運転免許証の住所変更の際に必要です。
新住所が証明できるのであれば健康保険証や母子手帳などでも良いようです。
公的機関からの新住所への郵便物でも代替可能のようですが、引っ越しホヤホヤでそんなもんナイです。
僕は他の手続きで住民票の提出が必要だったので転出届けの際に3通ほどまとめて取得しておきました。
ところで住民票の発行手数料ってなんで300円もするんですかね。
自分の住所を証明するだけでお金払うとは。
たかが300円ですが搾取されてるとしか思えない。
現在はまったく国民の為に機能してないと言えるマイナンバーを使って、国が一元的串刺し的に国民照合可能な仕組みを作ったら済む話のような気がします。そうなっても一通300円のうまみは捨てないかもしれませんけどね。
2.運転免許証の住所変更手続き
住所を変更した日から15日以内に行う必要があります。
住民票(新住所を証明できるモノ)を持って所轄の警察署または運転免許センターで手続きをします。
住所変更だけなので、込み合っていなければ数分程度で手続きは完了です。
西宮警察署は駐車場が少ないので、車で行く際は停めれないことも覚悟しましょう。
3.車庫証明の住所変更手続き
運転免許証と同じく、住所を変更した日から15日以内に所轄する警察署または運転免許センターで手続きします。
運転免許証の住所変更と併せて同日に手続きをしたら楽です。
窓口に用意されている『保管場所証明申請書』に
自動車登録番号や形式などの情報や駐車する場所の見取図を記載し提出します。
「車検証」や駐車する場所の「図面」を持っていきましょう。
僕は新居の図面を持っていき、周辺の地図と駐車する場所を「ココ→」と手書きで記載しました。
駐車場が賃貸の場合は、賃貸契約書や領収書など借りている事を証明する書類が必要です。
一般的な手数料はだいたい3000円くらいのようです。
西宮市の場合は申請手数料に2200円、保管場所標章交付手数料とやらに500円の合計2700円を納付しました。
ちゃんと期限内に申請をしないと10万円以下の罰金が課せられるようですよ。
怖いですね。そんなに怒る事ですかね。
この日の手続きはこれらを窓口に提出・納付し終了です。
「何も問題がなければ○日に車庫証明が出来上がるので取りに来てください」と言われると思うので、その日以降に時間をつくって取りにいきます。
4.車庫証明書の受領
申請後、所轄のお巡りさんが実際に駐車場として申請した場所を見に来るようです。目的は「駐車場として妥当な場所なのかを調査」する為とか。
車の出し入れがスムーズに出来るスペースなのか、それは自分専用のスペースなのか、危険な場所じゃないのか等を見るんでしょう。
(たまに、自分だったら絶対に停めたくないような所を駐車場として使用してる家を見かけますが、あれって申請が通るもんなんですね。もしかしたら申請してないケースもあるんですかね。「あれが(申請)通るのならなんでも通るんじゃね=申請意味なくね?」って思います。)
それらを経て、車庫証明こと「自動車保管場所証明書」が発行されますので、申請をした窓口で受領します。
ドラクエⅡに例えるなら金のカギを手に入れるのと似てます。
西宮警察署は駐車場少ないし受けとるだけのためにわざわざ行きたくなかったので、郵送してもらえないかと言ってみたんですがダメだと言われました。
5.車検証の住所変更手続き
これ、面倒クサイ、陸運局、どこそれ、遠い。
陸運局というのは基本的には各都道府県にナンバープレートの種類分プラスαしかないから、「近くにあるよー」という人より「どこそれ遠い」という人の方が確実に多いではず。
兵庫県だったら神戸と姫路の2ヶ所です。
しかも窓口が閉まる時間は16時とか言ってるし平日しか空いてないみたいだし、なんとも一般市民に対して優しくない局です。
まあ普通の生活ではほとんど意識しない局なんかはこの程度でも許されるのかもな。
愚痴から入ってしまいましたが、ここで手数料350円を払って車検証の住所変更をしてもらいます。
必要書類は現在の車検証、車庫証明、現在の住所が証明できるもの。
自動車税の通知はここで申請した住所に届けられるとのことですよ。
所轄する陸運局がかわるような引越しの場合には、ナンバープレートもかえなくてはいけません。
県を跨ぐ引っ越しの場合は確実にかわるはずですが、同県内での引っ越しの場合であっても事前に調べておきましょう。
代理申請もできるようなので、面倒クサイという人は別途費用はかかりますが代行業者やディーラーにお願いするのも手です。
この程度の申請だけに、 1日の大半を費やしてしまうのはもったいないので。
おわり。