この時期から引っ越し後しばらくは本当に忙しかったですね。
契約締結後のこの時期は、前進あるのみ。
家がどんどんと出来上がっていくからいろいろと決めてかなきゃいけない。
毎週土日のどちらかでショールームに行き、どちらかは不動産屋(RSH)さんと打ち合わせ。空いてる日は買い物をする、資料をながめる、調べモノをする。また建築中の家の進捗具合を見に行ったりもしました。
発注の都合や建築工事の進捗があるので、いつまでに何を決めないとイケないってのがあります。
ショールームや打ち合わせの予約が取れる日はとりあえず詰め込む、そういう状態が2ヶ月以上続きました。
家族でどっか遊びにいったり、二日酔いでぶっ倒れてるなんてことはできませんよ。
良い悪いは別として、マンションや完全な建て売りなんかだったらここまで忙しくないんでしょうね。決まってる部分が多いから。
ショールームで見てきたものを決めていく
各メーカーのショールームで見て廻った水回りや床材、窓に玄関ドアなど山のように決めていくことがあります。
ショールームでは標準装備(追加費用ナシ)のものを選択肢の中から選んでいくわけですが、標準装備が気に入らなかったりオプション(追加費用アリ)で気になるものがあったら一旦見積もりに含めてもらいます。そして後日、打ち合わせでそれらをどうするか決めていくわけです。
全体的な予算も考えながら、「これは標準装備で我慢してこっちはオプションにしよう」って具合です。もちろん発注前であれば追加、変更、取消は可能です。
ショールームで見てきたものが多過ぎるから結構忘れることが多いんです。
「僕こんなん選びましたっけ?」「(今思うと)こっちの方が良くねえか?」って。
人間とは忘れる生き物です。
ショールームで見てきたもの以外にも決めることはいっばい
ショールームで見て廻り決定していったもの以外にも、決めなきゃいけないことがいっぱいです。
選んだり決めたりするのはもちろん楽しいですよ。楽しいですがこれだけ多いと若干「いつ終わるのか」という気持ちにもなります。
家の外側を決めていく
工事は家の外側から始まるのでまずはそこから決めていきます。
主に外壁、屋根、ポーチ、庭の木、フェンスです。
外壁は全面レンガにしたかった。でも追加費用がかなりかかるから断念。
白く少しゴツゴツした外壁にし、ちょっと渋めで落ち着きのある外観にしました。白くて凹凸があるから汚れが目立たないかが少し気になりますけど。
白い外壁をベースに2階と3階のベランダ内は薄いベージュのレンガにし、玄関横駐車場の一面は木目にしました。このワンポイントは思ったよりイケてます。
屋根は形や材質の選択肢がなく色の選択だけ。
色は、外壁が白ベースなので濃い緑にしました。
形はほぼ平面です。だから下から見ても屋根の色や形はほぼわかりません。三角屋根の方が個人的には好きですが、まぁそれほどこだわりはナイからこれでいいです。
外壁や屋根は、奇抜な色や目がチカチカするような色だと、近所の人が戸惑う可能性があります。また地区毎の景観に関する取り決め的なやつに引っ掛かかる事もあるようなのでここは押さえ目にします。
ポーチ(玄関外のスペース)は数種類の茶褐色系の石を敷きました。材質はもちろん滑らないやつです。
そこから道路までの階段は、全面レンガにしたかったけどそれも結構費用がかかるから、地面に対して垂直な面だけをレンガにし、水平面はモルタルむき出しのままにすることで費用を節約しました。
RSHのコーディネーターさんの意見だったんですが悪くない。いやむしろ全面レンガよりイケてると今では思ってます。
我が家の敷地は道路に対して1~2メートルほど高くなってることもあり、駐車場や玄関など入口付近以外の敷地境界には標準で柵がつきます。正直ショボい柵ですが。
追加費用を出せば重厚なものやオシャレなものがいくらでもありますが、ここは標準でいきます。
標準内だと色くらい、しかも3種類くらいしか選択肢がなかったので、外壁に合わせた無難な白にしました。まぁ今後、暇が出来れば細工し易いと思います。
あと庭の木。
新居の地区では景観に関する取り決めにより、敷地の何%(20%だったかな)は緑を植えなさいっていうルールがあります。
建物、ポーチ、駐車場以外の敷地内には芝生を敷き詰め、高木・中木を12本程植えなければダメなんです。これは内装工事が始まってからでも間に合います。
追加費用ナシなのでオリーブ、レモン、すだち、キンモクセイ、西洋ニンジンぼく、紅葉などを植えてもらいました。
甘い実のなる木の多くは虫がわきやすいようなのでやめました。
毛虫がわちゃわちゃいるのはキツイです。
レモンやすだちは実を付けるのに3~4年かかるらしいけど、生ったら近所にお裾分けしたいですね。オリーブは他家受粉のようだから現状だとたぶん実りません。実るように頑張ってみようとも思いますが。
これらの木の成長、楽しみですはありますがただでさえ狭い敷地です。そこでもりもりもりもりと成長するとちょっと困る面もある。
でかい鉢でも買って、完全に根をはってしまう前に駐車場や玄関前などに植え替えますかね。
家の内側を決めていく
主に(簡単な)間取りの変更、棚、電気の位置やコンセント(電気以外にガスやテレビの口も)の位置などです。
間取りは”簡単なら“変更可能、と言われたんですが僕には加減がわからない。なかなかアイデアが出ないですね。何が簡単なのかよくわからないので。
例えば”要望を2つだけ何なりと“ってことなら、「LDKは一階で」「三階の広い部屋を割って3部屋に」とか「この部屋は和室にかえて」「玄関はもっと広めで」などいっぱい出てくるんですが。
まぁ書斎がほしいってのはあったから、一階の広いウォークインクローゼットの半分と廊下の一部を、広さ三畳程の書斎に変えてもらいました。憧れの書斎の誕生です。そして書斎の誕生に伴い、トイレの位置も移動しました。
(まぁどうでもいいですが、これらの変更は簡単な部類に入るんですね。素人にはよくわからん。)
とにかくトイレと書斎(合計4畳)、この2つの場所は僕に全権を与えられた数少ない場所です。
あとは脱衣所をほんの少しだけ犠牲にし、玄関横の収納をほんの少しだけ広くしてもらったくらい。間取り変更はこんだけです。
リビングには、床から天井まである大きな棚をサービスで付けてもらいました。
一面棚です。追加費用なしのうえ、ある程度自由に設計できた棚です。
テレビや周辺機器もこの棚に置きます。
普通にこういう棚を発注したら諦めてしまうような金額だから助かりました。
キッチンやウォークインクローゼット内の棚、三階廊下やトイレの収納棚についても細かいレイアウトを決めていきます。
キッチンは出し入れする頻度が高いので、追加費用を払い可動式の棚にしました。
電気(電灯)を取り付ける位置も決めていくんですが、RSHさんと提携してるメーカーで気に入った電気があればRSHさんに発注、取り付けをお願いできます。 法人価格なので大半が店頭価格よりもかなり安くなります。
なので、リビングは調光可能な3連LEDライトを天井に埋め込んでもらい、玄関フロアや外灯、駐車場には人感センサーで自動点滅する電灯を取り付けてもらいました。
本当は家の中の階段も人感センサーが良かったのですがこれは節約。
それ以外の各部屋やダイニングキッチンの電気は自分達で探すことにしました。
最後に「追加費用を払って付けたら後悔しただろうな」と思った話。
それは庭灯など屋外灯です。
1ヶ所取り付けるのに商品代以外に配線工事費などで10000円や20000円程かかるとのこと。それでも途中までは庭灯を5ヵ所、外の階段の足元の計6ヵ所を見積もってもらってたんですが予算の都合もあるし、絶対に必要ってわけじゃないから庭灯5ヵ所は全て取り下げたんです。
いい決断でした。
数百円からあるんですよね、庭灯は。そんなんで十分成り立ちます、庭灯は。
そりゃちゃんと電気を引いて数万円の電灯となると質は違うでしょうけど、そこに質を求めますか?という事ですし、そもそも庶民的な広さの庭に常光をさす電灯、いんの?という事です。
太陽光を蓄電して勝手に光ってくれる、数百円や数千円ほどのオシャレな庭灯なんかいっぱいいっぱいあります。
それでじゅうぶんですよ。
もっと言うと外の階段下に設置した電灯も正直不要でした。
ま、付けてしまったものは今更仕方ない。今後面白い活用方法を考えます。
おわり。